最近見てもないアニメの映画ばっか行ってる気がする
というわけで遅ればせながら《劇場版レヴュースタァライト》を見てきました。
まあ「凄い」の一言に尽きる映画だったので上手く文章化できるかわからなかったですけど、とりあえず残しておくために書いておこうと思います。
思ったままに書いているので同じ事二度以上言ってたり順番も全部滅茶苦茶になってると思うので読みにくいです。
そもそもなぜ見に行こうと思ったのか?
テレビの方がやってたときからTwitterでオタクが話してて「見てみるかな」となっていたのですが、「実質⚪︎⚪︎w!」みたいな気色悪い感想で埋め尽くされるようになって徐々に「いや、なんかいいかな...。」となっていきました。
でもそんな一度は気になった作品の映画が公開されてるよ。というのをついこの間見かけて、「気にはなっているし映画だったら行ってみようかな。」と言った感じで連休前に駆け込んできました。
見る前の印象としてはまあ感想ツイートで大分悪いんですけど、「女の子がトップ目指して競うやつなんやろなあ」って感じで今回は全員で一つの舞台やってワイワイして終わりなんだろうなと
いざ見てみると、そんなチャチなもんではなくもっとやばい感情をぶつけられまくる時間でした。
初めは自己紹介的みたいな感じの進路希望の話が始まって「これでメインキャラの名前が分かるのは親切やねえ」と
当然アニメを観ていないので電車で戦ってるシーン
アレ意味不明すぎてどうなってんのかさっぱり
台詞の意味と言いたいことはなんとなく分かるけど、でもこのシーンは一体....。 今まで日常のアニメを観ていたはずでは!?
この辺りで「この子らが最終回付近でなんか大きい事やって燃え尽き症候群みたいなのになったのかな?」とか考えてたら主人公ぽい子の幼少期が出てきて、メインはやっぱこの2人なんですね
この時はなんで幼少期の話を今更映画で?と思いましたけど最後でそうだったんだとなった時のスッキリ感は凄いものでした。
ここのシーンもそうですけど、全部が新規なのかアニメから持ってきたシーンなのかがわからないので
全部新規だと思ってアニメでここやらなかったんだなと勝手に思ってます。
自己紹介部分が卒業後の進路だったのはこういう事なんだなと、見ていない人にも今作の話の意味が分かりやすい作りになっていて見やすかったです。
これは最後までずっと同じなんですけど
「ここどういう意味でこれやってんだろう?」って疑問が話の中で順に解決されていくんですね。
ここは凄く良い感じでした。初見でも分かりやすく
モヤモヤが残りにくい感じで
初め謎と書いた「電車の上でなんで死ぬねん」
アレは一度死んだ事なのかなって
最終回あたりで凄い燃え尽きる公演かなんかをやった後死んだようになってるから一度死んでもう一度生き返って進んでいく事を表した演出なのかなと
舞台が終わったら次の舞台に立たないと死んでるのも同然みたいなもんですから
勝手に想像するだけでなんか賢くなった気分になれました。
トマトって彼女達のエネルギーの象徴みたいなそんな感じなんですかね
こう思った時いきなり出てきた謎のキリン
あいつ身体全部食材で出来てて何かあると燃えちゃうのってなんでなんだろうと考えてて一晩考えて
僕たち観客の歓声とかそのものがあのキリンなのかなって 死んだ女のとこにやってきて彼女らが生き返って熱い舞台を見せるとそれを見るから燃え尽きて消えてしまう。 そしてまた別のキリンを〜の繰り返しなのかなと思いとりあえず自分の考えに納得したところでモヤモヤが全部晴れて爽快になりました。
ここからは舞台の演出が入ったりしていくんですけどなんかもう滅茶苦茶な迫力で終始押されっぱなしでした。書いてる今も思い出すだけで心臓ドキドキします。
この舞台シーン キャラの組み合わせがしっかりしてあって初見でもすぐ理解できるのが凄い
見てなくてもこういう経緯があったんだろうなとかが安易に浮かんでくるのが良かった
舞台の名前が出てきていた筈なんですけど全部覚えてなくてイメージで名前つけてます。
順番もめちゃくちゃだったらすいません
ここでようやく戦うのは彼女達が競い合っていることの表しなんだなと理解しました。
京都の子の舞台
デコトラ出てくんのバカ笑った
「マジで何あれ?」で頭パンクしそうになりました。かと思ったら場面変わって方言の女の子急にエロすぎ衣装になって追いつくので精一杯
くるくる変わるから目回るかと思いました。
競技の舞台
主人公と一緒にいた女の子が出てくるからソロかと思ったらもう1人の子出てきていきなり陸上競技始めるの時期もあって笑っちゃいました。
初めの可愛い感じから一転、めちゃくちゃ重そうな感情をぶつけまくってくる子 もう目ん玉見開いてずっと見入ってました。 こういう変わり方すると思ってなかった てっきり優しく励ますのかと思ってたのでビックリしちゃいました。
悪魔の舞台
これもう劇中一番ぐらいの凄さでした。
語彙力のなさを恨むほどには凄かったです。
顔のいい女がぶつかってるだけでもヤバいのに
先程の舞台もそうですけどもうこういう女の子が
感情剥き出しにしてぶつかり合ってるの滅茶苦茶好きなんですよね。 観て良かった〜。
ここだけは本当に凄かった以外出てこないのが悔しいです。
ペンと刀の舞台
これも同じで感情ぶつけ合うのは良いですね。
これが2番目に見やすい舞台でした。
初め眼鏡が他人の言葉しか話さないから展開が読みやすかったのもあってある程度構えて見ることが出来たっていうのが大きいです。絶対他人じゃなく自分の言葉で向かってくるだろうな的な
主人公が自分って言い張ったところ想像はしてても鳥肌立っちゃいました。
主人公の舞台
一番しっかりしてて派手さは他のに比べたらそこまでだったけど一番記憶に残っています。
再生産っていうのはやっぱり舞台を終えて、役として死んでもう一度新たな役に生まれ変わると言った意味合いなんでしょうか。
この2人は小さい頃から一緒だからあの幼少期シーンが必要だったんですね。 原点に帰る意味も込めて
ここまで観ててこの作品約束って単語より運命って単語の方が強く出てくるのは舞台である以上このサイクルからは逃れられないからということなのかなと
ラストシーン
もうこれしかないだろ!って感じのラスト
今までやってた役の服を脱ぎ捨てるのとあの綺麗な青空 私たちは生まれ変わるんだという意志を強く感じると共にとても晴れた気分良いラストでした。
東京タワーぶっ刺さるのあまりにも爽快すぎ
終始滅茶苦茶でありますが、《劇場版レヴュースタァライト》の感想を書かせていただきました。
正直初めは舞台でみんな出てきてワチャワチャするかなーみたいな感じだったのでこんな爆弾をぶつけ続けられるとは思いもしませんでした。
考えてみれば初めの京都の子の会話シーンから始まってたんですね。
濃厚な120分 体感180分ぐらいありました。
アニメの続きを描いた映画としては全員のその後までしっかりしているあたり100点満点なんじゃないでしょうか
結局「実質龍騎w!」の意味は一切わからないままでしたけど、オタクの妄言という事で真実ではなかった事が一番安心しました。
上でも書きましたが観ている時の疑問を中盤以降で順番に解決させてくれる上にあの清々しいラストシーンまで入れてくれるので、観ている側の気持ちはとても晴れやかなまま映画館を出ることが出来ました。
観に行って本当に良かったです
観る人を後悔させない作品
是非時間があれば行ってみてください